フィルムで見る、横須賀の港。

 

皆様お久しぶりです。楓屋呉服店の熱川楓です。長い間更新が疎かになっていたことをお詫びします。

 

まえがき

さて、今回紹介したいのはタイトル通り、フィルムカメラで撮影した横須賀の港です。東京で暮らしていた頃はちょくちょく横須賀へ足を運んでいたのですが、そういう時は決まってミラーレス一眼を持って行ってました。しかし今回は少々テイストを変えて、フィルムカメラでの撮影に臨みました。

 

使用カメラ

使用したカメラは“Nikon New FM2”数あるフィルムカメラの中でも極めて評判の良い機種であることは有名で、私もこのカメラをかれこれ6〜7年愛用しています。

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使用フィルム

使用したフィルムは富士フィルムISO感度100のもの(いわゆるFUJI100)を使用しています。

 

そもそも36枚(±数枚)という限られた枚数しか撮れず、ランニングコストがデジタルの比でない・・・では何故失敗のリスクが高い揺れる船上(軍港を巡るクルーズ船)からの撮影を選んだのか。いろいろと考えましたが。

「そうしてみたかったから、そうしただけ。」

というアホすぎる理由でした。

 

さて、撮影日は4月上旬。最新鋭の護衛艦、くまのが横須賀に配備されて間もない頃でした。前置きが長くなって申し訳ありません。それではご覧下さい。

 

横須賀軍港めぐり

言わずと知れた、横須賀軍港めぐり。約45分をかけて横須賀の軍港をぐるっと一周・・・更にガイドさんが分かりやすい解説をしてくれるのでマニア以外の方も楽しめる環境です。そんな軍港めぐり、出航して最初に目に入るのは、やはり潜水艦です。この日は配備されたばかりの最新鋭潜水艦「たいげい」が停泊していました。潜水艦は配備当初のみ艦番号と艦名を書いているので、この姿を見れたのは幸運でした。

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右手一帯は在日米軍横須賀基地となっているので、アメリカ海軍の艦艇が停泊している様子が見られます。この日は巡洋艦駆逐艦が数多く停泊しており、見応えがありました。
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そして軍港めぐりの目玉といえば・・・。

やはり原子力空母「ロナルド・レーガン」でしょう。

全長約333m、東京タワーとほぼ同じ。という謳い文句は有名ですね。

軍港めぐりではレーガンとかなり距離を置いて航行するのですが、それでも肉眼で見て相当な大きさを感じることが出来ます。一回でいいので甲板で艦載機の離着艦を見学してみたい限りです。f:id:AtagawaKaede:20220429131521j:image

軍港めぐりも折り返し地点まで来ました。こちらは横須賀のお隣、長浦港。こちらにも海上自衛隊の艦が多く停泊していました。

特に注目したいのは、向かって1番右に停泊している艦。「敷設艦むろと」です。この艦は普段、広島県の呉に居るので横須賀で見られたのは幸運でした。敵潜水艦を探知する水中センサーなどを敷設しまくってる(らしい)艦で、機密性が高いといったところがマニア心をくすぐる。?そういう艦です。f:id:AtagawaKaede:20220429131540j:image

以下3枚は、今かなり話題になっている海上自衛隊の最新鋭護衛艦、「もがみ型護衛」艦の2番艦「護衛艦くまの」です。これまでの海上自衛隊保有する艦艇とは一線を画すデザインですね。省人化や多用途能力といった要素が付与されたことも相まって、海上自衛隊の新時代を象徴するような艦になりそうですね。賛否両論あるデザインですが、私は割と好きです。f:id:AtagawaKaede:20220429131511j:image
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こちらは「練習艦かしま(向かって左)」と「練習艦しまかぜ(真ん中)」です。4月ということもあって、横須賀に寄港していたのでしょうか。

しまかぜは元ミサイル護衛艦、向かって右に停泊している「護衛艦まや」の大先輩に当たる艦です。こうしてみると船体のサイズにかなりの差がありますね。
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写真は以上になります。実は「砕氷艦(南極観測船)しらせ」も撮影しているのですが、上手く撮影できておらず・・・ということで掲載は断念しました。しかし、それを踏まえて振り返ると今回乗船した軍港めぐりは1年を通してもかなり当たり日だったと思います。※時には片手で数えられるほどの数しか艦が停泊していない時もあります。

 

あとがき

フィルムで見る、横須賀の港。いかがでしたでしょうか。フィルム特有の包み込むような優しい写りと空気感。デジタルとはまた一味違った雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。近年右肩上がりで上昇し続けるフィルムの価格。フィルムカメラを取り巻く環境は決して良いとは言えませんが、撮影時はもちろん現像後に作品を確認する時の楽しさにはデジタル以上の中毒性があります。そんなこんなで今後もできる限りフィルムでの撮影を続けようと思います。

 

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。今後もこのようなフィルムカメラで撮影した写真等の記事も書く予定なので、その際は見ていただければ幸いです。

それでは皆様、また次の記事でお会いしましょう。