まえがき
皆様、お久しぶりです。今回は4年越しに開催された海上自衛隊/米海兵隊岩国航空基地フレンドシップデー(以下岩国FSD)に参加した際のレポを記事にしようと思います。私事ですが岩国FSDは私が幼い頃初めて経験した航空ショーでもあり、そこで出会った航空機達に魅せられて今に続く価値観を形成した思い入れ深い*1イベントということもあり、コロナ禍で3年の中止を経た今年の開催は特に楽しみでした。
えぇと、大雨っすね。
天気予報が無慈悲に的中
前日の天気予報から何となく察しは付いていたのですが、朝からしっかり降ってました。なお駅前のホテルから基地まで1時間弱は歩いてるので既に足元ずぶ濡れです。
プログラムキャンセル
岩国FSDでは毎年、日米の国歌斉唱と共に国旗を提げたジャンパーのパラシュート降下という演目によって開幕するのですが、この日は雲が低く垂れ込めており、残念ながらキャンセル。海自の31空によるオープニングフライトもキャンセルとなりました。
第5空母航空団通過飛行
この辺りからプログラムオールキャンセルでは?という不穏なムードが会場に漂う中、爆音を轟かせて離陸したのが第5空母航空団の艦載機たち。
スーパーホーネットは単座のシュッとした姿にも美しさがありますが、やはり複座の重厚感は格別です。プログラムがキャンセル続きとなった中でこの艦載機の飛行は本当に嬉しく、ここまでの疲れが吹き飛びました。
室屋義秀/EXTRA330SC展示飛行
岩国FSD常連の室屋さんは、毎年感動的なフライトを行ってくれるのですが、今年はレッドブルエアレースを模した演目を披露してくれたのが特に印象に残りました。
太平洋空軍F-16デモチーム展示飛行
午前にキャンセルとなったF-16の展示飛行ですが、午後に僅かに回復した天候を見計らって飛んでくれました。まだ雲が低く、雲間に機影が隠れながらのフライトでしたが、幻想的で見応えがありました。
第121海兵戦闘攻撃飛行隊F-35B展示飛行
岩国FSD最近の目玉と言えばF-35ではないでしょうか。機体トラブル?というアナウンスが入り、キャンセルと思われましたが無事に飛んでくれました。F-35さん、身体は小さいくせにF135とかいうエンジンが単発機と思えない大爆音なので見ていて清々しいです。
地上展示
地上展示は当初の発表より縮小されたとはいえ、魅力的な機体が展示されていたので一部(私が特に注目した機を)抜粋して紹介します。
まずF/A-18D、海兵隊は在来機(F/A-18C/DやEA-6B、AV-8Bなど。)をF-35B/Cで更新する計画で、このVMFA-115も2023年を以ってホーネットの運用を終えF-35Cに機種転換、ローテーション配備の飛行隊なので次回岩国に来るとすればその時はもうF-35C。垂直尾翼に書かれた"END OF THE F/A-18"の文字に哀愁が漂っています。岩国に常駐している飛行隊もすべてF-35Bに更新されたのでますます見られる機会が少なくなってしまった機体です。
沖縄県の嘉手納基地からは空中給油機と救難ヘリが。前者は機内見学もできたようですが、長蛇の列だったので断念。しかし、この飛行機よく見ると犬みたいでかわいい顔してます。後者はお髭が描かれてるのがお洒落ですね。
あとがき
生憎の天気ではありましたが、およそ6万人の来場だったそうです。日本のエアショーの中でも最大規模クラスの岩国FSD、また来年も開催してくれるとしたら是非参加したいと思います。それではまた次の記事でお会いしましょう。ここまでお付き合いありがとうございました。