好天の横田基地FF2023を振り返る。

まえがき

 皆様お久しぶりです。私事ながら、先月の岩国FSD2023(下記記事)

atagawakaede.hatenablog.com

に引き続いて今回は横田FF2023への参加が叶ったということで、当日の様子を記事にしたいと思います。岩国が海兵隊のイベントに対してこちらは空軍。展示されている機種や展示内容にも違いがあり、前回の記事とはまた違ったテイストになっていると思います。

色々すっ飛ばして入場

36AS "EagleAirlifters" C-130J-30#15-5810

 早速ですがゲートを超えて少し歩いたところに横田基地所属のハークが鎮座していました。尾翼のテールコードに白影が付いているので司令官機でしょうか。これを見ると横田基地に来た実感が沸きます。(入場まで長蛇の列をひたすら耐える一幕がありましたが全く面白くもなんともないので割愛

 

第401飛行隊 C-130H#95-1082

 先ほどのJ型とは違い、ブレードが4枚で幅広タイプのこちらは航空自衛隊のハーク。愛知県の小牧基地から参加してくれたようです。

9ARS KC-10A#84-0185

 こちらはもはや絶滅危惧種の3発機、エクステンダーさん。噂では退役が近く横田基地での展示はこれが最後?だとか。

飛行展示等々

会場に向け飛行する2機のC-130J-30

 てっきり通過飛行かと思いましたが、空挺降下の演目だったようです。"精鋭無比"のモットーでお馴染み"第一空挺団"の面々が続々と降下する様子は見応えがあります。こうしてブログを書いていると気が付きましたが2枚目、最も上に写っている隊員だけ落下傘の形状が違うように見えます。調べたところMC-6という落下傘で米軍の特殊部隊が使用するモノだそうで、どうやら日米の隊員合同の空挺降下だったようです。

 

 危うく撮り逃すところでした…。

13FS F-16CM#92-3883

この機番…何年か前タンクを落っことしt

13FS F-16CM#91-0400

 こちらは青森県三沢基地からやって来たF-16のデモチーム、ここ横田では諸事情あって他の航空祭みたく大空を暴れ回る演目が披露できない代わりに2機編隊での通過飛行をを実施してくれました。何かと話題のF-16ですがザ・戦闘機みたいな外見で私は大好きな機体のひとつです。

地上展示等々

14FS F-16CM#90-0817

 そのデモチームの中でも特に注目を集めていたのがこのイタチが描かれた特別塗装機。モノトーン調のデザインでシンプルながら強烈なインパクトで印象に残りました。

36FS F-16CM#

89-2043

 こちらはお隣在韓米軍、烏山(オサン)空軍基地から飛来したF-16です。このの尾翼が特徴的な横田FF2018にも飛来実績があり、正直まだこの塗装が残っていたことに驚きました。(前回撮り逃したので来てくれて嬉しいです。

36FS F-16CM#89-2136

こちらも先の特別塗装機と同様に烏山から。特別塗装と比較すると一見地味な塗装ですが、これは米空軍がF-16に施している新塗装ということで目新しさがありました。また第36戦闘飛行隊の上級単位、第51戦闘航空団の司令官機という肩書付き。

355FS "Falcons" F-35A#19-5494

去年(横田FF2022)ではこの位置に航空自衛隊のF-35Aが展示されており、かなりの人だかりだったのは記憶に新しいです。今年はアラスカ州アイルソン空軍基地に配備されているF-35Aが展示されていました。現在沖縄県嘉手納基地に配備されているF-15C/D退役の穴埋めで暫定配備されている部隊の機体が来てくれたようです。

 

459AS UH-1N#69-6645

 会場上空を飛行する横田基地所属のUH-1N。首都圏の米軍関係要人輸送や捜索救難などの任務を遂行するようで、実際私も都内で暮らしていた頃はこのヘリが赤坂の米軍関係施設に着陸して要人を降ろしている姿を見たことがあります。それとこの機体、綺麗に整備されて飛んでいるのでそうは思えませんが、なんと1969年から飛んでいるというかなり長寿な機体だそうです。

CV-22B展示飛行

 特徴的な重低音を響かせながら滑走路上に姿を現したのは全身を濃いグレーで覆った特徴的なシルエット。近年の横田FFの大目玉、オスプレイの展示飛行が始まるようです。

21SOS "DustDevils" CV-22B#12-0066

 海兵隊のMV-22Bや海軍のCMV-22B、最近では陸自V-22など日本でもオスプレイを見る機会は増えました。しかし、その中でもこの空軍型と呼ばれるCV-22Bはレーダー/センサー/アンテナ類の装備が最も充実している…ラーメンで例えると全部乗せみたいな型なので特別感があります。

 「オスプレイが皆様にお辞儀でご挨拶します。」というアナウンスが入った後、器用にお辞儀するオスプレイには会場が盛り上がりました。VTOL機特有のホバリング状態でくるくる回転しながら横方向に移動する"ダンス"のような動きや先ほどのお辞儀といい、どこか人間味があるオスプレイ。特殊作戦機という仰々しさとは裏腹にこの飛行機には可愛さもあると思います。

あとがき

 オスプレイの展示飛行も終了したので、名残惜しいですが駅が混雑する前に会場を後にしました。昨年と比較して天候にも恵まれ、大変充実した一日を過ごせたと思います。また来年も機会に恵まれたならば参加したいと思います。今年もこのような機会を設けていただき本当にありがたい限りです。それでは、また次回の記事でお会いしましょう。ここまで見ていただき本当にありがとうございました。